不思議な脳の世界、脳はウソをつかない。
こんにちは!Junです。
人工知能が話題となって人間の脳を作ることができるかという研究と挑戦がされていますが、脳は知れば知るほど不思議でありまだまだ解明されていないことがたくさんあるようです。
今日はそんな脳についてお話しします!
脳はウソをつかない
「脳はウソをつかない」は、脳研究者ボブ・ターナーの言葉です。つまり、脳の活動を覗けば事実がわかるということなんですね。
実際に、これを応用してウソ発見器を作り出すことにチャレンジしている研究者がたくさんいるようで、その中でももっとも成功しているのがマーク・ジョージ博士です。
人はウソをつくときに脳の特定の部位が活動するそうで、脳の様子をMRI(核磁気共鳴画像法)で測定すると、ウソをついているかどうかが推測できるということなんですね!
そこで、ジョージ博士はボランティアを募って、「私のMRI装置にウソをつき通すことができたら賞金を出そう」と実験を行ったようなんですが、参加したボランティア全員がウソを見破られてしまったそうです。この装置恐るべしです!
インドでは、MRIのウソ発見画像が法廷で証拠として使われたこともあるそうです。まだまだ問題もあるようですが、これからさらに研究が進めば、日本でも使われる日が来るかもしれませんね!
愛の力
不思議な実験もあります。
ボランティアの既婚女性を集めて、脳の活動を調べる実験を行いました。何をするかというと、手に強い電気刺激を与えたんですね。これ想像しただけでも痛いですよね!
目の前のランプが点灯したら電気刺激が加わる仕組みになっているようで、そのうちにランプが点灯するだけで怖がるようになります。脳には島皮質という嫌悪を感じる脳部位があり、そこの反応が顕著に現れるんですね。
次に行ったのがとてもおもしろい実験なんですが、旦那さんに隣でもう一方の手を握ってもらうとどうなるのかというものです。つまり、先ほどの実験に夫が奥さんの手を握ることを加えただけの実験です。
結果はどうなったと思いますか!?
恐怖の反応が減ったんですね!先ほどの島皮質の反応も夫が手を握ると減りました!実際に、参加した女性に話を聞くと、「今回はあまり痛くなかった」という答えが返ってきたようです。
さらにさらに、夫ではなく見知らぬ人が手を握った場合では何の効果もなかったという結果もあるんです。
WDAスコアという夫婦がどれだけ円満かを示す指標があるんですが、夫婦円満でWDAスコアが高ければ高いほど痛みの消失効果が高いようです!
この実験の場合だと、奥さんから見た夫への評価がダイレクトに表れるので、旦那としては円満と思っていても、奥さんの信頼度が低いと島皮質の反応は下がらないという悲しい結果もわかってしまうんですねー笑
味覚の変化
脳活動の変化を調べることで主観の問題を客観的に評価できるようになりました。
次は味覚のお話です。
彼女からの初めての手料理。ちょっと失敗したようで「見た目はイマイチだけど味はおいしいからね!」と言われ、実際食べたら一緒だしな!と思いながら食べる。想像できそうなシーンですよね!笑
そこで実際に、料理の見た目と味の感じ方について調べた実験があるようです。
結果としては、料理の盛り付け方や、食器や雰囲気で味が変わるそうです!実際、同じおにぎりでも、家で食べるのと山頂で食べるのではおいしさが変わりますしね!
なので、ぜひ手料理を披露するときは味にも見た目にもこだわった方がいいということですね!逆に言うと、ちょっと味をしくじっても綺麗な皿におしゃれに盛りつければ誤魔化せるかも?笑
以上、脳の不思議についてでした!
わかりにくいことや聞きたいことなどがあれば、お気軽にコメントやお問い合わせにどうぞ!今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!