カビゴンみたいな薬剤師になりたい!
こんにちは!Junです。
今日はこちらのニュースから色々思うことを書いていきます!
カビゴンの魅力
まず記事にもありますが、ポケモンGOはマナーやルールを守って、遊ぶ人も現地側も双方の安全性を確保して楽しむことが大前提です。
一応カビゴンのことを知らない人のためにカビゴンプロフィールです!
身長:210cm
体重:460kg
容姿 黒と白を基調にした、まん丸に太った朗らかな怪獣のような外見のポケモン。 大抵目は閉じている。(ポケモンスタジアム等3Dモデルになったとき目を開くことがある) 概要 ちからは強いらしいが、ぐうたらな性格で、基本的に食べるか寝るかしかしないので確認は難しい。 1日に400kgは食べるという。 カビが生えていても気にしないし、胃袋の消化液はとても高性能で、腹痛も起こさない。 お腹の上を遊び場にしても全く怒らないおとなしいポケモンでもあるが、気にしていないだけとも言われる。 その見た目通り体重が重いことでも有名で、第二世代までは一番体重が重いポケモンだった。
ピクシブ百科事典
初代のポケモンでは2匹しか手に入らないのでかなりレアでした!
では改めて今回の記事ですが、ポケモンGOという仕組みの中でカビゴンが見せつけた人を動かす魅力がすごいなーと思いました。ポッポじゃニュースにならないんですよねーw
「カビゴンが出た!」。めったに出現しない「レアポケモン」の名前を叫ぶ声が上がると、スマホに目を落としながら歩き回っていた数百人の集団が一斉に同じ方向へ移動を始めた。先月の週末の夜、常滑駅のロータリー。ランダムに現れ、すぐ消えてしまうこともあるからか、走ったり駅から離れた住宅街まで自転車で向かったりする人もいる。
YOMIURI ONLINE
完全に異様な光景ですw
カビゴンが出た!その瞬間、もしかしたら
- 食事中だった人
- デートの待ち合わせに向かってる最中だった人
- 徹夜明けで仕事を頑張って今にも寝落ちしそうな人
などいたかもしれない。それよりもなによりも優先してカビゴンを探しに出た人がいるかもしれないですよね!
ついしたくなる仕掛け
ポケモンGOにハマったことで外出する機会が増えた人、歩くことが増えた人、友達が増えた人、売り上げが伸びた店舗、町おこしに成功した地域などあると思います。
自ら楽しみながら行動したことが運動不足解消であったり経済効果というものにつながった例ですよね!(良い面だけでなく問題や課題も山積みですが!)
松村真宏さんが書かれた「仕掛学」という本があります。
例えば、
男子便所のお手洗いを綺麗に使って欲しい!→便器に的をつける→的を狙いたくなる
ゴミのポイ捨てをして欲しくない!→小さな鳥居を設置する→捨てづらくなる
など、ある問題に対して解決する方へ、思わずしたくなる仕掛けが世の中にはたくさんあり、松村さんは人の意識や行動を変える仕掛けのデザインの実装と検証に取り組んでおられるそうです。
心理学や行動経済学などを利用した仕組みですよね!
本の中で共感できる文章があります。
多くの人は望ましい行動をすでに知っている。運動不足や塩分の多い食べ物が体に良くないことを知らない人はいないだろう。しかし運動しなくても塩分を摂取してもすぐに体に悪影響が出るわけではないので、頭では理解していても楽をしたいとか食べたいといった目先の欲求にはなかなか勝てない。
このとき「したほうが良い」と直接伝えても効果がないことは明らかなので、「ついしたくなる」ように間接的に伝えて結果的に問題を解決することを狙うのが仕掛けによるアプローチになる。(太字は引用者)仕掛学/東洋経済新報社.松村真宏著
まさにそうだと思います。このブログを始めた原点にも通じる部分があるのでこういった人を動かすきっかけ作りはどんどん考えていきたいです。
キングコング西野亮廣さんのイベント作りも秀逸です!
当時ハロウィンパーティー後の渋谷は、集まった人たちのゴミで街はひどく汚されてしまい、社会問題になるほど問題視されていました。
ゴミは出すな!ゴミは持ち帰ろう!の呼びかけでは当然のように何の解決にもならなかったんですね。
そこで、西野さんはゴミを出すな!と力で押し戻すのではなく、ゴミが出ることを逆手にとって、ハロウィン翌朝に「ゴミがないと成立しないイベント」を新しく作ればいいと考え、ゴミがあればあるほど盛り上がるイベントを企画。
ゴーストバスターズのコスプレをして渋谷に集合しゴミ拾いを開催。そしてその集められたゴミでアート作品を作ってしまうというものでした。ゴミ拾いに500人、アート作成に100人のボランティアが集まるという一大イベントで社会的ゴミ問題を解決しちゃいました!
結局ハロウィン翌朝が2015年で最も渋谷の街が綺麗な日だったそうです。問題の規制ではなく問題を利用する考え方はとても勉強になります。
レアな人を目指す!
2016年4月から薬局では「かかりつけ薬剤師」という制度ができました。
どんな制度かまとめると、
患者さん自身が、信頼のできる薬剤師を選び、自分が服用しているお薬のことを把握してもらい、薬局の営業時間外(24時間対応)でも、何かあった場合に相談や適切なアドバイスを受けることが可能になる制度のことです。書面で同意を交わすことでこのサービスを利用することができます。
薬局薬剤師としてすべき当たり前の仕事をわざわざ制度化したということなんですが、イメージとしては美容師のように少しプラスでお金を払ってでもこの人がいい!という制度ですね!
制度やプラスの金額は置いといて、この人がいい!と思われる魅力は、どの職業にとっても大切なことだと思います。特に物やサービスを販売する仕事では尚更ですよね!
カビゴンは県外の人までも惹きつける魅力を持っていますからねー!
君はまるでカビゴンのようだね!というのは褒め言葉には使えなさそうですが…
藤原和博さんが書かれた「必ず食える1%の人になる方法」という本があります。
時給や給料が安い仕事というのは、「誰でもできる仕事」であるからで、収入を上げるにはレアな人になる必要があると書かれています。
ざっくり説明すると、どんな仕事でもその分野Aに1万時間かければ100人に1人にはなれると、でもそれだとレアでもないので、別の分野Bで1万時間をかけてそこでも100人に1人になる。これで100×100=1万分の1の人になれる。
そしてさらにもうひとつの分野Cで1万時間をかけて100人に1人になれば、100×100×100=100万分の1の人になり文字通りレアな人が誕生という話です。
特に、分野というのはかけ離れていればいるほどいいということで、それぞれの分野A〜Cを頂点として三角形を作った時にできる面積が信頼の幅となり、結果的に収入につながるという考え方です!
本にはもっと深いことが書いているので興味のある人はぜひ読んでみてください!
見知らぬ大勢の人たちを動かすには仕組みづくりがとても大切になってきますが、自分が関わることのできる人を動かすには自分の魅力・信頼をどれだけ高めるかであると考えています。そうなると自ずと影響力も拡がっていきますよね!
薬剤師と、物書きと、あとひとつ何かおもしろい分野見つけよー!
薬剤師としてまずは地域の人に頼られる、なんでも相談したくなる人になり、そして健康寿命を延ばすというある種の社会問題についても、おもしろくて楽しい解決策を考えていきたいです!
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!