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睡眠だけじゃダメ!脳の休息にはコツが必要!

こんにちは!Junです。
10年ほど前から「脳トレ」というものが流行しましたが、なんとなく最近は耳にする機会が減ってきたような気がします。実は、情報量大爆発時代の中で生活する現代人にとっては脳トレは逆効果ではないかと考えられています。
今日は睡眠だけでは回復しない脳を正しく休ませる方法について調べてみました!

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脳は勝手に疲れていく

朝起きて、テレビを見る。新聞を読む。
通勤中にスマホでニュースアプリを開く。気になることはググる。
コンビニではたくさんの雑誌が目を引くタイトルで誘惑している…

 

みなさんの生活はどうでしょうか?

 

現代人はまさに情報過多の中で生きていますよね!そんな中で自分にとって必要な情報と不要な情報を瞬時に判断し取捨選択しています。常に選択の毎日です。その選択のたびに脳はエネルギーを使っています

 

情報を見る、読む、雑誌を開くなどの選択にはもちろんですが、見ない、読まない、開かないを選択することにもエネルギーを消費してしまうようです。何も考えていないつもりの無意識で行動することにも脳はちゃんと働いているんですねー!

 

例えばこんな経験はありますか?

  • いっぱい寝たのに疲れが取れない
  • 集中力が続かない、すぐに他のことを考えてしまう
  • ちょっとしたことでイライラしてしまう

これらは、脳疲労が原因であると考えられています。

 

十分な睡眠やリゾート地でのんびり過ごす、温泉にゆっくりつかるなどの休息は、からだの疲れには効果的ですが、実はそれだけでは脳疲労を回復させることはできないようです。

 

脳は体重の2%程度の大きさにもかかわらず、からだの消費エネルギーの約20%を使っています。

 

そして脳が使うエネルギーの60〜80%は、無意識な活動に使われているんです。自動車が停止してもいつでも発進できるようエンジンを切らないでおく(アイドリング)のと同じように,これから起こりうる出来事に備えるため常に動ける状態になっているんですね!

 

少し専門的な話になると、この脳のアイドリングにはDMN(デフォルト・モード・ネットワーク)という内側前頭前野、後帯状皮質、楔前部、下頭頂小葉などから構成される脳回路の働きが影響しています。

 

からだにとって非常に重要な働きなんですが、脳を休ませる方法を知らないとDMNの活動がどんどん過剰になってしまい、例えば1日中ゆっくりしてたのになぜか疲れが取れなかったり、さらにはアルツハイマーうつ病などにも関係するといわれています。

 

ではどうすれば脳を休ませることができるのでしょうか?

脳を休ませるコツ

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“いま”に意識を集中する!

脳を休ませるには、脳のアイドリング状態で使用するエネルギーを抑えることが重要です。

 

そして脳の疲労やストレスの最大の原因はアイドリング中に生まれる雑念なんだそうで、雑念は過去や未来から生まれるといわれています。

 

終わったことを気に病んでいたり、これから起きることを不安に思ったり、意識が常に過去や未来に向かってしまうことが雑念を生んでしまうんですね。

 

そこで注目されているのが「マインドフルネス」です。

 

マインドフルネスというのは、いまこの瞬間の体験や心の動きに意識を向けることで、瞑想などを通じた脳の休息法の総称です。

 

実際に、アップルやフェイスブック、グーグルなどでマインドフルネス研修を導入するなど脳を休ませることが重要視されています。

 

マインドフルネスは正しい姿勢や方法など極めていくと深いのですが、まずは誰でもどこでも実践できる簡単な基本を紹介します!これやってみると本当にすっきりとして気持ちも落ち着くのでぜひ試してみてください!

 

することは、呼吸に意識を向ける!これだけです。

 

鼻を通る空気や、空気の出入りによる胸・お腹の上下、呼吸と呼吸の切れ目、呼吸の深さなど呼吸に関わる感覚を意識します。深呼吸や無理な呼吸は不要です。呼吸を数えるのも効果的です。

 

当然慣れないうちは雑念が浮かんできます。音が気になったり、何か考えごとが始まったり色々あると思いますが、あ!雑念が浮かんでると気づいた時点でまた呼吸に意識を戻せば大丈夫です。

 

毎日5分や10分程度、同じ時間同じ場所で行い習慣化すると、雑念やストレス下でのマイナスな思考にとらわれない状態を維持できるようになります。

 

もちろん習慣化がベストなんですが、例えば普段の生活でちょっと感情的になってしまったり、集中できてないなと思った時に、呼吸に意識を向けるだけでも個人的には効果を実感しました!

雑念を捨てる!

脳を休ませる方法として断捨離も効果的です。

 

断捨離はもともとヨガの考え方をもとに、人生や生活に不要なものを断ち、執着から離れることで快適な生活を手に入れる片付け術です。

 

なぜこれが脳にいいのでしょうか?

 

先ほど情報量大爆発時代と言っていましたが、人間は情報の約80%は目を介して得ており、その情報を脳が処理して映像となります。

 

なので、雑然とした物が溢れた環境の中にいると脳が処理する仕事が増えてしまい疲れてしまうんですね!つまり環境を整え視覚から脳をすっきりさせようという方法です。

 

いらないものを捨てる行為を脳が自覚することで、脳自身も雑念を捨てやすくなると言われています。

 

断捨離で環境を整え、マインドフルネスで疲れにくい脳をつくっていくと、余計な考えに振り回されず、いい気分ですべきことに集中できるようになるのではないでしょうか!

 

以上、脳を休ませるコツについてでした。

 

わかりにくいことや聞きたいことなどがあれば、お気軽にコメントやお問い合わせにどうぞ!今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!