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糖質制限がますます流行する!?砂糖業界による健康リスク隠蔽が発覚!

こんにちは!Junです。
今日はこちらの記事を参考に、糖質制限と健康についてお伝えします!

www.cnn.co.jp

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嘘と真実

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60年の隠し事

糖質についてはここ2〜3年で何度も耳にする単語になりました。
糖質=太るというイメージを持つ人も多いでしょうか?笑

 

本題に入る前に、糖質の基本知識について簡単におさらいです。

 

糖質は、体や脳を動かすための主要なエネルギー源です。
消化吸収された糖質は、血液中に取り込まれてエネルギーを供給します。
余った分は肝臓筋肉にグリコーゲンとして蓄えられ必要な時に取り出されます。

 

ただし、肝臓や筋肉に蓄えらえる限度量が決まっているため、
この量を超えるほど過剰に摂取すると脂肪として脂肪組織に蓄えられます。
これが肥満の原因となるためダイエットの標的になりました。


炭水化物と糖質は異なり、炭水化物=糖質+食物繊維ですね!

 

では、そろそろ砂糖業界の裏側に迫りましょう!
記事を簡単にまとめると、

  • 約60年前、心疾患リスクの原因として糖分過剰説と脂肪過剰説が浮上
  • 砂糖業界が、糖分過剰説に不利なデータを覆い隠し、脂肪過剰説を支援
  • 結果、糖分過剰摂取による心疾患への関与を軽視することとなった

普通に考えると、
いやいや過剰の時点でどっちもやばそうやしちゃんと研究しよう!
となるはずなんですが、

米国では食品の脂肪分が減らされるにつれ、味覚を保つために砂糖の使用が増えた。「砂糖利益団体は常に科学研究の最前線にいて、極めて巧妙なやり方で介入し、自分たちの不利になる内容から論議をそらして自分たちのためになる方向へ向かわせようとした」。カリフォルニア大学のスタン・グランツ教授はそう解説する。(太字は引用者) 
CNN.co.jp

ということで、常人には考えられないような大人の事情が動いていたんでしょう!笑
こういうことはどの業界にもよくありそうですが…

 

しかし、これだけ炭水化物だらけの世の中になったのは、
砂糖業界の推しメンであっただけでなく、他に考えられる2つの要因があります。

 

一つは、炭水化物を使ったものはとにかく安いことです。
ご飯物や麺類などは基本的に原価率が20〜30%とかなり安いです!

 

これを逆手に取り、食べ放題やバイキングで元を取りたい人はこちらをどうぞ!笑

retrip.jp

もう一つの要因は、糖分を摂取すると他と比べて、
圧倒的に脳がうまい!もっと欲しい!と感じるからです。

糖質も甘味も薬物依存と同じ作用をすることが動物実験などで明らかになっています。快感を求めて甘味や糖質の摂取を求め、次第に摂取量が増え、摂取しないとイライラなどの禁断症状が出てきます。ラットの実験で、コカインよりも甘味の方がより脳内報酬系を刺激するという結果が報告されています。つまり、甘味はコカインよりも中毒(依存性)になりやすいという実験結果です。砂糖の多い食品や飲料の過剰摂取は甘味による快感によって引き起こされ、これは薬物依存との共通性が指摘されています。
http://www.daiwa-pharm.com/info/fukuda/7388/

なるほど、パッと思いつくおいしい食べ物が炭水化物ばっかりになるわけです!

糖質摂取と心疾患リスク

実際のところ、糖質摂取と心疾患リスクの関連はどうなのでしょうか?

 

当然ですが、過剰摂取は糖尿病や動脈硬化の原因となるため、
心血管系の疾患リスクに影響を及ぼします。

 

では糖質制限をすべきなのでしょうか?
これに関してはまさに賛否両論です。

 

糖質制限の安全性は数々の論文データで証明されており、
むしろ様々な疾患の予防につながります!という糖質制限賛成派もいれば、
(下記、原始時代を持ち出した賛成例)

レイティ博士は、近代文明がもたらしたマイナス面に着目する。 「進化のルールに照らせば、現代人のライフスタイルは、人間としての健康や幸福つながらない。文明が進み、パソコンのOSがどんなにアップデートされようにも、あなたの体は20万年前から変わらず〈人類1.0〉のままだ。わたしたちは、野性的に暮らすよう進化によって決定されている」 そして、「野生に戻れば現代人の不調は治る」と低炭水化物食や、原野を裸足で走ることをイメージしたトレイルランを推奨している。
http://toyokeizai.net/articles/-/62304 

糖質制限を続けることで、相対的にタンパク質及び脂質の摂取量が増加し、
結果的に心疾患リスクが上昇する!という糖質制限反対派もいます。
(下記、原始時代を持ち出した反対例)

ズック博士は、レイティ博士のような原始回帰主義者が主張する「旧石器時代の人間は、完全に環境に適応していた」という前提に異議を唱える。人間にしろ、ほかの動物にしろ、現代の姿になったのは自然選択による偶然であり、環境に完全に適応することはありえない。現代の生物の姿は、すべて妥協の産物なのだ。 そもそも、原始時代は決してユートピアではなかった。幼児の死亡率は高く、絶えず飢餓や病気、災害に苦しめられていた。原始人の生活は決して安楽でも快適でもなかったとズック博士は主張する。 また、「旧石器時代から現代の人間までの間に、身体的な進化はほとんどなかった」とする仮説についても、疑問を呈する。進化には何百万年という途方もない時間がかかるというイメージがあるが、それは誤りというのだ。近年、進化生物学の発展につれて、驚くほど短期間に進化する実例がたくさん見つかっているという。
http://toyokeizai.net/articles/-/62304?page=2

現在のところ、両者一歩も譲らずといったところでしょうか。
実際どちらにも多くの研究データがありまだまだ決着は先になりそうです。

 

ちなみに、世界保健機関(WHO)は肥満や生活習慣病を予防するため、
糖類の1日の摂取量を示すガイドラインを制定しています。
これまで単糖(ブドウ糖、フルクトース)と二糖(ショ糖、砂糖)に該当する
遊離糖類の摂取目標は1日5%未満としています。
これかなり少ないです!笑

糖質制限との上手な付き合い方

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制限の難しさ 

ことの発端である60年前の議論に戻ると、
その時点で糖質過剰な状態に注目していたことになります。

 

火の無い所に煙は立たぬということで、
砂糖業界の関与がなくても問題にはなっていました。

 

しかし、その時点からさらに炭水化物まみれの世界が
順調につくられていったので、現在は糖質劇的過剰世界です。

 

つまり、劇的過剰な状態を一旦リセットしよう!
という考え方が原点にあります。

 

しかし、炭水化物を使用した食品や飲食店は計り知れないぐらいあるので、
いきなりリセットはできません。多くの企業が関わるので経済大混乱を招きます。

 

そのため、世界をリセットすることができないので、
各自食事をする時に調節してね!という状況が現在です。

 

難しいのは、このリセットの基準が上記の通り論争中だということです。
どこまで糖質摂取を減らすことが正解なのかがわからないんです。

糖質制限の前にすべきこと

まずは今の生活を振り返って、
普段何を食べているかを把握することが大切です。

 

こちらの記事でも紹介しましたが、

www.selfmedication7.com

日本は特に、いつでも欲しい時に好きなだけ簡単に食料が手に入るので、
無意識のうちに糖質を摂っています!

 

すぐに実践できることは、

  • 間食をやめる、もしくは糖質をできるだけ含まないものを選ぶ
  • 食事量に見合った運動をする
  • 主食の量を見直す

あたりでしょうか。
食習慣には個人差がありますし、それぞれのライフスタイルに合わせた
取り組みが必要ですね!

 

間違いなく言えることは、
糖質オフなどの極度な制限をする必要はないが、現代社会で生活するには、
意識しておかないと勝手に糖質過剰状態になってしまうということです。

 

先ほど糖質が薬物依存と同じ作用があるとあったように、
すでに砂糖依存症の人もいるようです。
下記の記事がわかりやすかったのでぜひ参考にしてみてください!

josei-bigaku.jp

食習慣を見直すいい機会ですね。
そのうち無意識で糖質摂取量を調節できるようになるはずです!

 

わかりにくいことや聞きたいことなどがあれば、
お気軽にコメントやお問い合わせにどうぞ!
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!