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現代人に増加中!副腎疲労症候群の基礎知識!

こんにちは!Junです。
今日は副腎疲労についてお話します。
今までのキーワード活性酸素AGEと比べると
あまり聞いたことがないかもしれませんが、
現代人の悩みの元 “ストレス” と大きく関わります。
ぜひ知っていただき普段の生活に役立ててください!

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ホルモンのスペシャリスト!

副腎は腎臓の上に帽子のように被さっている重さ5g前後の小さな器官ですが、
その働きはからだにとってとても重要です!

副腎って何をしているの?

アドレナリンで足の痛みは忘れていましたね!」
とインタビューでスポーツ選手が言っていたり、
ステロイドってあんまり使わない方がいいの?」
と情報番組で話題に上がっていたり、

  

なんとなく耳にしたことがある話だと思いますが、
このアドレナリンやステロイドは副腎が作っているホルモンです。
ちなみにホルモンというのは体にとって重要な働きをする生理活性物質のことです。

 

他にも、糖分を貯めたり使ったりを調節する糖質コルチコイドや、
電解質のバランスを調節する鉱質コルチコイド
生殖機能にかかわる性ホルモンなどたくさんのホルモンを作っています。
まさに ホルモンのスペシャリスト なんです。

 

たった5g程度と小さいながらも、
生きていくのにとても重要なホルモンを頑張って作ってるんですね!

副腎疲労ってなに?

副腎の凄さや大切さはわかっていただいたかと思います。
しかし、現代社会ではこの2個しかない副腎を酷使する状況が続いているんです。

 

人はストレスを感じると、心身ともに負荷がかかって
からだのバランスが歪んだ状態となります。
そこで副腎はストレスに対抗するホルモン(コルチゾール)を出して
この歪みを調整しようとします。

 

このコルチゾールはストレスのケア以外にも
免疫や代謝に関わるので健康維持には必須なんですが、
増えすぎると問題となります。

 

コルチゾールが出すぎると副腎にどんどん負担がかかり、
ホルモンの出が悪くなるんです。

 

イメージとしてはこんな感じです!

 

…ホルモン工場では2人の優秀なスタッフがいます。
毎日様々なホルモンの発注に応えて仕事をこなしていきます。

ある日コルチゾールの発注がとても多い日がありましたが、
そんな緊急自体でも2人は熟練の技術とスピードで難なく乗り越えました。

しかし、次の日もその次の日もコルチゾールの発注は減らないどころか
どんどん増えていきます。

これでは手が回らないと思い、
他のホルモンの発注を後回しにするようになりました。

それでもコルチゾールの発注は増え続け、
しまいには昼夜問わず働くようになりました。

ついに2人は体力の限界を迎え発注に応えられなくなりました

 

なんかすごく悲しい物語に仕上がりましたがあくまで例えです!笑
ただこれ現実世界だとスタッフを増やしたり交替したりできるんですが、
からだの中ではスタッフを増やす(副腎を増やす)ことも交替することもできません。

 

様々なホルモンの出が悪くなったからだには
どんなことが起こるのでしょうか?

  • 疲れやすい
  • 朝起きられない
  • 立ちくらみがする
  • イライラする
  • 気分が落ち込む
  • 低血糖
  • 風邪をひきやすい
  • 花粉症やアレルギー症状がひどい
  • 生理不順
  • 不眠症
  • 太りやすい

などの症状が現れます。
なので、しっかり副腎をいたわってあげることが大切です。

副腎を休ませる!

すぐ実践できる副腎を休ませる方法は2つあります。
ストレスを軽減すること副腎が喜ぶ栄養素をとることです。

ストレスケア

副腎を悩ませるストレスには様々なものがあります。

  • 生活習慣(睡眠不足、残業、スマホやパソコンの使いすぎなど)
  • 食事(糖質の過剰摂取、副腎の喜ぶ栄養素不足など)
  • 精神的ストレス(人間関係、経済的問題など)
  • 炎症やアレルギー疾患(喘息、アトピー性皮膚炎など)

中でも特に多いのが、精神的ストレスです。
知らず知らずのうちにこのストレスを感じている人もいます。

 

精神的ストレスに有効な方法は、
自然の中を散歩したり、ゆっくりと読書をすることなどです。
特に良いとされているのは、五感を刺激し感動することです!
なにかワクワクするような体験をすることが大切なんですね。

副腎が喜ぶ栄養素

その栄養素はビタミンCビタミンB群です。
特にビタミンCは副腎の大好物です。
ビタミンCは活性酸素AGEの記事でも登場していますね!

 

例えばからだの中のビタミンCの分布をレモンに例えて、
血液中をレモン1個だとすると、
脳は20個、白血球は80個、副腎はなんと150個分に相当します。
それだけ必要とするビタミンCが多いということなんですね!

 

ちなみに、ビタミンCもビタミンB群も水溶性ビタミンに分類されます。
これはおしっこと一緒に出て行ってしまうということです。
なので1回の食事で大量に摂るのではなく、
朝昼晩それぞれしっかり摂る方が効果的です。
サプリメントを摂る場合も1日1回よりは朝と晩などに分けて飲む方がオススメです!

まとめ

2008年の時点で、20代から50代の日頃ストレスを感じている人は
60%を超えています。(内閣府「国民生活選好度調査」より)

 

これだけ多くの人がストレスを抱えている現代では、
自分のリラックス方法を知りストレスを軽減すること
そして副腎の栄養となる食事をしっかり摂ることが重要です。

 

もし先ほどの症状に当てはまるようなことがあれば、
副腎をいたわることを実践してみてはいかがでしょうか!

 

以上、副腎疲労についてでした!
わかりにくいことや聞いてみたいことがあればお気軽にご連絡ください。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!