体もコゲる!AGEの基礎知識!
こんにちは!Junです。
今日はキーワードの2つ目です。
AGE(終末糖化産物)についてお話しします。
活性酸素と同じくらい注目されていますね!
初めて知る方は難しい言葉に聞こえますが、なるほど!な内容になってますので、
ぜひ覚えて日々に役立てていただけたらと思います!
体もコゲる!
前回の活性酸素では、体もサビる!でしたが、今度はコゲる!です。
AGEはからだにも食べ物にも発生する
AGEはたんぱく質と糖質が加熱されて生じる物質のことです。
例えば、パンやホットケーキを加熱すると茶色く焼き色(コゲ)ができます。
このコゲがAGEでありこの現象が糖化するといいます。
含まれる卵や牛乳(たんぱく質)が小麦粉(糖質)と反応したんですね!
からだでも過剰な糖質とたんぱく質が反応すると生じます。
このAGEは強い毒性を持ち、
老化や様々な病気を引き起こす一因であると言われています。
からだは、皮膚や髪の毛、筋肉、血管、内臓、骨など
全てたんぱく質で作られているので、
AGEが生じ蓄積する部位によって次のような原因となります。
- 肌 → ハリや柔らかさが失われ、たるみやシワ、シミの原因になる
- 血管 → 弾力が失われ、冷え性やむくみ、動脈硬化の原因になる
- 骨 → 骨の強度が下がり、骨粗鬆症の原因になる
- 目 → 水晶体が濁り、白内障の原因になる
- 脳 → 脳内たんぱく質の変性により、アルツハイマーの原因になる
- 腎臓 → 細胞が傷つけられ、足がつる、腎臓病の原因になる
など、全身の組織に影響を与えてしまいます。
糖尿病の三大合併症である、
糖尿病性神経障害、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症などにも
AGEが関与していると考えられます。
AGEが多く含まれる食べ物
食べ物ごとに含有量はかなり差があるのですが、
主食だと、パンやパスタ、フレーク、ワッフルなどに多いです。
ご飯に比べてトーストしたパンは3倍以上の量です。
他に、魚介類に比べて肉類の方が含有量が多くなります。
また、調理法でもかなり変わります!
加熱する温度が高いほどAGEが発生しやすいと言われ、
生野菜や刺身などはAGEが少なく、揚げ・炒め・焼きなどが多くなります。
蒸したり、茹でたりすると水を使っている分温度が下がり発生が抑えられます。
例えば鶏肉料理の場合、水炊きに比べ唐揚げは10倍増えます。
じゃがいもだと、茹でたものと比べフライドポテトはなんと90倍増えます!
また、ジュースやお菓子に使われる人工甘味料は、
AGE発生スピードがブドウ糖に比べ10倍速いため飲み過ぎ、食べ過ぎには注意です。
成分表示で、「果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」「異性化糖」など書かれて
いるものは気をつけた方がいいみたいです!
できるだけ溜めないために!
ここまでをまとめると、
- からだが糖質過剰な状態になるのを避ける
- 肉類よりは魚介類、パンよりは米の方がAGE含有量が少ない
- 高温調理を避ける
となります。これを見ると昔の日本人はすごいです!
偶然か知っていたのかはわかりませんが、
和食は食材も調理法もかなり優秀ですよね!
(→「食べたものが、からだを作る。」もご参照ください!)
急激な血糖値上昇を避ける方法として、
- 食べる順番(野菜→肉や魚などの主菜→ご飯などの主食)
- よく噛んでゆっくり食べる
- 脱・甘い物依存
- 食後の軽い運動
などが有効です。
また、抗酸化に有効であった栄養素(ビタミン、α-リポ酸、フラボノイド類など)
も抗糖化に有効とされています。
まとめ
AGEは急に増えて悪さをしたり、病気を引き起こすのではなく、
若い頃から徐々に蓄積されて、ゆっくりと影響を与えていきます。
特に、今の世の中は普通に食事をすると糖質過多になってしまいます。
なので、1日の食生活を振り返って、
糖質が多かったり焼き物や揚げ物が多いようであれば、
野菜や魚介類などの比率を増やすなどして
食材と食べ方を意識的に気をつけていくことが大切ですね!
これで活性酸素とAGEの二大老化ワードが終わりました!
わからないことや聞きたいことなどあればお気軽にご相談ください。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!