猿の毛づくろいが、医学のはじまり!?
こんにちは!Junです。
今日は猿の毛づくろいから読み解く、今の医療に必要なものをお伝えします。
動物園の猿を見るとよくしていますよね。
猿に限らず動物の多くは毛づくろい(=グルーミング)を行っていますが、
虫やゴミを取ってあげたり体を綺麗にすることはもちろん、
お互いの絆を深めたり、緊張やストレスを緩和したりする効果もあるようです。
医学の歴史を振り返るとめちゃくちゃ古く、
その起源はまだ不正確で不明な点が多いのですが、
医学の芽生えはこの毛づくろいまで遡ることができるんです!
ちなみに、今の医学の定義を調べてみると、
「人体の構造や機能、疾病について研究し、疾病を診断・治療・予防する方法を開発する学問」とあります。
とりあえず、素晴らしい学問であることは伝わってきました。笑
しかし、人間が存在する前から医学の元となるものはありました。
それが「慰めと癒し」なんです!
チンパンジーは、お互いに小さい腫れ物や傷をなめたり、
目の中にゴミが入って涙を流していると取ってあげたりするのが観察されています。
ここから発展して、
人が人の髪を整えたりお化粧をしてあげることから理髪師が生まれ、
さらに進歩し、相手に治療を施すようになり医師や看護師などが生まれてきました。
文字がないからこそ!
文字がない時代、ケガ人や病人がでた時はどうしたのでしょうか?
あなたならどうしますか?
歴史の父といわれるヘロドトスが語るその時代のエピソードはこんな感じです!
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朝起きると突然息子が苦しみだし、体も熱くなっている…
母:「どうしよう!このまま放っておくと死んでしまうかもしれない。
よし!広場に連れて行こう!」
(広場に到着)
通行人:「どうされたんですか?」
母:「今朝から苦しみだして、息がしにくそうで体はどんどん熱くなるんです」
通行人:「以前、私の娘に起きた症状と似ていますね。水をしっかり飲ませて、安静にさせていたら数日で治りましたよ」
母:「ありがとうございます!試してみます!」
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だいぶざっくりですが、笑
ポイントは人通りの多いところへ連れて行き、
経験者に治療法を教えてもらうということです。
もちろん、場合によっては治せず悪化してしまうこともあったでしょうが、
当時は病人に付き添い、人々が声を掛け合うことで乗り切ってきたんですね。
今、医療に必要なもの!
僕はお互いの信頼を築くコミュニケーションだと考えています。
医学は目覚ましいスピードで進歩してきました。
過去から学んだことや得たものは計り知れないものがあります。
そこから救われた命は数え切れないほどあるでしょう。
しかしながら、科学や技術の発展とは裏腹に、
人々のコミュニケーションが希薄になっているのも事実です。
田舎にあって、都会にないもの。
商店街にあって、ショッピングモールにないもの。
町医者にあって、大学病院にないもの。
目と目を合わせて会話をし、手と手を取りながら助け合う。
そこにお互いの信頼が芽生え、人間関係の原点となるのではないでしょうか。
先の未来、どんな最新機器や最新技術が発明されても、人を慰め癒せるのは人です。
猿は人間の祖先であるという考え方は古くなってきているとも言われますが、まだまだ猿から学ぶこともありそうです!